「スーパーバリュー」オープンまでの軌跡
創業大正6年。2017年には創業100周年を迎えました
当社はおよそ100年前の大正6年に、桐箪笥の製造販売をする久米タンスとして創業。
以来、婚礼タンスを中心に、特に岐阜の関市を中心とする中濃地域で、「家具のことなら久米さんと」と言われ、地域に密着して親しまれてきました。
ところが1990年代の後半、日本の家具販売を取り巻く環境はガラリと一変。
生活様式や価値観の変化から婚礼家具のニーズは激減し、悲しくも衰退局面に向かっていったのです。
1990年台後半から学習机の販売で国内でTOPクラスのシェアを獲得
「何をすべきか分からない」という試行錯誤の声が業界のあちこちから聞こえてくる中、当社はいち早く婚礼家具の売り場を大胆に「学習机を大量に展示販売する」場へとチェンジ。
当時、何十種類もの学習机を一箇所で「直接見て選べる店」は珍しく、婚礼家具を買っていただいたお客様の、お子どもさんたちの入学時期とも重なり大盛況。
国内トップクラスの高い販売実績を築き上げました。
毎年行われる業者向けの学習デスクの全国規模の展示会で、「岐阜の田舎にすごい販売実績のところがあるらしいぞ…」と噂されるまでに。
しかし、婚礼家具と学習机では単価や量に大きな隔たりがあり、業界で生き残っていく為の改革とはなりませんでした。
2006年12月、スーパーバリューオープン! 一気にV字回復
2000年代に入ると、メーカー直販の大手家具店や輸入家具、ネット販売などが台頭し、家具業界の構図は一気に塗り替えられました。
2006年、久米タンスを閉店。B家具アウトレット「スーパーバリュー」へと大胆に業態を変え、再スタートを切りました。
TV・ラジオに業態の面白さを取り上げられた効果もあり、オープン直後からものすごい反響により、売上、利益ともにV字回復。
2011年には2号店の小牧大口店をオープン。オープンから2年を経て、全社の売上高は5億円(2011年5月期)から、8億円(2013年5月期)にまでアップしています。
さらに2017年には、愛知県瀬戸市に3店舗目となるスーパーバリュー瀬戸店をオープンしました。
マーケットの変化に柔軟に対応。
知恵を絞り、前進させる事こそ、事業発展の重要な要素と考えています。
株式会社久米商店の歩み
1917年(大正6年) | 初代、久米乙松 名古屋市内にて創業、桐箪笥を製造販売 |
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1944年(昭和19年) | 戦災にて名古屋市より岐阜県関市本町5丁目に疎開 |
1946年(昭和21年) | 久米正治 戦地より復員し、関市にて「久米タンス」として桐箪笥、単品家具の製造販売再開 |
1947年 (昭和22年) | 株式会社久米商店を設立。久米正治が代表取締役に就任 |
1959年 (昭和34年) | 関市栄町に店舗移転 |
1969年 (昭和44年) | 久米喜子 代表取締役社長に就任 |
1976年 (昭和51年) | 関市西福野町に店舗を新築して移転 |
1988年 (昭和63年) | ボランタリーチェーン日本優良家具協同組合(株式会社ジェフサセントラル)に加盟 |
1990年 (平成2年) | 店舗および倉庫を増設する。店舗増床2,970平米(900坪)となる |
1996年 (平成8年) | 久米浩元が代表取締役に就任 |
2006年 (平成18年) | 10月に久米タンスを閉店し、新業態の準備を開始 |
2006年 (平成18年) | 12月「久米タンス」を業態変更し「ファニチャー・アウトレットB家具スーパーバリュー関店」オープン |
2011年 (平成23年) | 愛知県に2号店「ファニチャー・アウトレットB家具スーパーバリュー小牧大口店」オープン |
2017年 (平成29年) | 愛知県に3号店「ファニチャー・アウトレットB家具スーパーバリュー瀬戸店」オープン |
2017年 (平成29年) | 会社創業100周年を迎えました |